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最先端の哲学 No7

精神的活動(始め、途中、終わり)の「途中」(精神交互作用)について述べますと、たとえば「真夜中に真っ暗な一軒屋に何らかの理由で入らなければならないとすると、その家の内部が全くわからないので、理性が合理的な判断をすることができず後退して、その空白に想像力の拡大、膨張が起こって、なにかに躓いて怪我をするのでは?

気味の悪い動物がいるのでは?幽霊がいるのでは?

などと想像力が悪い方向へ急激にふくらみます。

これが想像力の拡大(疑心暗鬼)です。

ここで一っの関係がわかります。

「よくわからない」⇒「想像力の拡大」という関係です。

次に幾何級数にマイナスの想像力が拡大すると、強い不安(二次的ストレス)が生じます。

なぜならその人が認める価値の未来の結果を予測しているからです。

どうなるかわからない(時間の経過による未来の結果がわからない。)という不安定な立場に立たされるから、強い不安(二次的ストレス)が発生するのです。

というわけで精神的活動(始め、途中、終わり)の「途中」の中身は次の関係になります。

「よくわからない」⇒「マイナスの想像力の拡大」⇒「2次的ストレス(強い不安)」

ここで「2次的ストレス(強い不安)」軽減する方法があります。

これはその人の未来が「よくわからない」から「二次的ストレス(強い不安)」が起こるのだから、その「よくわからない」を理解すれば理性が働いてマイナスの想像力の拡大の歯止めになって、以下のようになります。

「よくわからないの理解」⇒「単なるマイナスの想像力」⇒「単なる不安」

つまり「拡大」と「強く」がなくなって、その分だけ軽減されています。