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最先端の哲学 No 1O

「想像力の拡大膨張」は自分の関心のある未来の事柄が、良い結果になるのか、悪い結果になるのか「よくわからない」という宙ぶらりんの状態において発生するものだから、未来の結果が分かれば(理解されれば)即消滅して「二次的ストレス(強い不安)」も消滅します。

二次的ストレスが発生すればマイナスのダメージですから、マイナスの記憶として頭の中に蓄積されます。

もし頭の中の蓄積がマイナスの記憶で占められていれば、現時点では存在しない未来をそのマイナスの記憶によって、理性の歯止めがきかず自分に説明(未来を予測)するため「マイナスの想像力の拡大」が起こり「二次的ストレス(強い不安)」が生じることになります。

要するに今まで頭に蓄積された記憶が、マイナスの記憶が多かった場合、心の働きによって現時点で存在しない未来の説明(未来への予測)が、マイナスの説明(マイナスの未来の予測)になるわけです。

ですから今まで頭に蓄積されていた記憶のマイナスの記憶を減少させれば解決することになります。

人間は本来忘れる動物です。

何故かというと忘れないと先へ進めないからです。

では何故ストレスや神経症というものが存在するのでしょうか?

それは常に人間の精神(マイナスの想像力)が拡大再生産しているからです。

蓄積されたマイナスの記憶によって、現時点で存在しない未来を自分に説明(予測)しているからです。

これらを解決するのは「よくわからない」を理解すれば解決するのですが、現実にはそう簡単ではありません。

ただ言えることは「マイナスの想像力の拡大(疑心暗鬼)」は実体のない風船のようなものですから消滅させるのは簡単なのです。