最先端の哲学

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最先端の哲学  № 2

今までに哲学の本は何冊か読みましたが、内容の理解はともかくよくもこんな難解な文章を何百ページも書けるものだという妙な驚きを覚えました。

そんなわけで哲学には詳しくないのですが、詳しくないなりに「史上最強の哲学者は誰か?」と聞かれれば(誰もそんなこと聞かないと思いますが)それはデカルトというフランスの哲学者です。

そのデカルトが言った言葉に「我思う、 ゆえに我あり」というのがあります。

この言葉こそ、まるで日本刀の切れ味を彷彿とさせるような鋭さを持っています。

この言葉以外のそれは青龍刀かサーベルのようなものです。

なぜ凄いかというと、人間は同時に二っのことを行うことは不可能です。

同時にというのはまったく同じ瞬間にという意味で、同時に二っのことを行っているように見えるのは、そこに時間差があるからです。

ちょっと脱線しましたが、「我思う」をまったく同じ瞬間に(同じ時間に)、同じ「我」が否定することは不可能であるから、「我あり」となるのです。

つまり否定することが不可能であればイクオール「存在する」となってもOKなのです。

ちょっとわかりにくかったと思いますが、哲学には時間を導入するこたが必要だと思います。

つまり「過去、現在、未来」という関係性で説明しないと、超難解な文章の連続となってしまうからです。

次回は「時間」というものについて述べてみたいと思います。